東洋の占い

日本で言う東洋の占いとはアジアを代表する中国や台湾から伝わってきたものをメインとしています。
西洋と東洋の違いはその文化や習慣、宗教観からくる考え方の違いといえるでしょう。

●考え方

東洋の文化は儒教や仏教を主体とした考え方がメインになっています。
儒教は家庭を中心とした人間関係というものを強調する宗教です。全ての人間の行動は五つの関係の中に見られるといいます。父子、夫婦、兄弟姉妹、友人間、統治者と民衆間の五つの関係です。
その中で最も強調されるのが父子関係、それを拡大した年齢の上下の関係で人間関係を構成されています。
従って今の自分があるのも家族や先祖があってこそというのが東洋的考え方で個人を重視する西洋とは若干異なります。(※西洋でも家族は重視されますが度合いが東洋の方が圧倒的に上でしょう)

また「天」への考え方が異なり西洋で言うところの天=神とするところまでは概ね同じですが西洋の「神の言葉や考えは絶対的で従うべきで、同じ力を得ようとか近づこうと考える事は罪である」 という考え方に対して東洋の場合は「神を尊敬し敬愛するからこそ神の存在に近づこうと努力するのではないか」という考えが成り立ち修行が盛んに行われるようになりました。 その為東洋では加持祈祷はよしとされています。この加持祈祷こそ西洋の「魔術」とよばれるものです。占いも魔術の一種ですから東洋の方が西洋よりも正々堂々と占いの勉強が出来たわけですね。 現にお坊さんで占いを勉強する方も沢山いらっしゃいますし、お墓の相を観る「墓相」はお寺には欠かせないものです。一方神父さんには占いを勉強してますと言う人は居ないのが現状です。

最後に私が一番影響を感じると思っているのは「死」に対する考え方です。日本や仏教の中を通して東洋人の頭の中には「人生は夢の如し」「生は死の基、逢うは別れの基」 というように生きる事は短く儚(はかな)いという考え方が強くあります。それ故に短い一生をよりよく過ごしたいという考えが強くなったのではないでしょうか。 そこで登場したのが「開運術」です。これは東洋の占い独特のもので、運気を良くしたり、戦に勝つ回路を開くために発展しました。西洋の考えで運気を変えようなんて すると魔女狩りにあってしまいますね(笑)

●東洋の占い利用方法

1:自分の器を把握する
自分のできる事を出来る範囲内で行うとする考えが基本になります。その為自分を正しく理解する事が重要とされます。

2:運気の波を上手に利用する
行動して良い時期、悪い時期を把握し、より良い結果を導くように努力する事

3:悪い運気を変える(開運)
常に運気が良いとは限りません。その為悪い運気のときにどうしても動きたいということもあるでしょう。その為の方法を支援するのが開運術です。
開運術には姓名判断・奇門遁甲・気学・風水等あらゆる方角から運気を変えようとアドバイスされます。

●東洋の占いの種類

では東洋にはどんな占いの種類があるのでしょうか。主な占いを上げてみましょう。
四柱推命 命占 動物占いの基の占い。時期や個性を見るために利用します
算命学 命占 中国宗教の「道教」の「神仙思想」が土台となった占いです
紫微斗数 命占 唐末期に陳希夷という人物によって作られた占いです
奇門遁甲 命占 地球上の磁場を占い全体的に吉凶方位を出す学問
手相 相占 東洋の手相、玉掌術は奇門遁甲の用語を流用しています
墓相 相占 お墓の相を改善し末代を繁栄させるように導く占い
ト占 YES・NOのはっきりした占いに利用されます
※命占(めいせん):生年月日を利用したものでその人の好みや人相まで細かく表れます
※ト占(ぼくせん):偶然を利用した占い。その時々の質問に答えられます
※相占(そうせん):刻まれたものをみる占い。大まかな設計図を観ることが出来ます